クジラ肉はどこで獲れるの?クジラの主な産地を紹介
商業捕鯨が再開し、クジラ肉についてニュースで取り上げられることも多くなりました。
私の住んでいる釧路市も捕鯨をしていて、スーパーではクジラ肉が並び、飲食店でもクジラ料理を食べられるイベントで盛り上がっていました。
クジラ肉についてよく知らないという人も多いと思います。
今回はまず、クジラ肉は日本のどこで獲れるのか?
産地について詳しく見ていきたいと思います。
クジラ肉といっても種類はさまざま!
ひとまとめにクジラ肉といっても、クジラにはさまざまな種類があります。
まずは、主な産地と収獲されるクジラの品種を見ていきましょう。
和歌山県太地町
捕鯨発祥の地。クジラ供養碑が建立されています。
オキゴンドウなど小型クジラの捕鯨をしています。
千葉県和田町
400年前から、ツチクジラなど小型のクジラを捕獲し、たんぱく質源としてきました。
現在でも竜田揚げやうま煮などの料理で地元の人に親しまれています。
宮城県石巻市鮎川
ツチクジラなどの小型のクジラを捕獲しています。
東日本大震災により、クジラ文化存続の危機に立たされましたが、その後の復興にクジラ文化も一役買いました。
北海道網走市
大正時代から捕鯨が盛んで、一時期は7社もの捕鯨会社が操業されていました。
しかし、資源保護などのため大型クジラの捕鯨会社は撤退してしまいます。
その後はIWCの管理下ではないツチクジラを中心に、頭数制限を行いながら捕鯨をしてきました。
2017年には30年ぶりにミンククジラが捕獲され、2019年には商業捕鯨の再開により、クジラ文化が賑わいを見せています。
北海道釧路市
平成14年からの「第2期北西太平洋鯨類捕獲調査」が釧路沖で実施されることになってから、捕鯨が再開されました。
「釧路くじら協議会」によってくじら文化やくじら料理の普及活動が行われています。
平成30年度の捕獲頭数は29頭でした。
クジラは海にいるので魚の仲間だと勘違いしてしまいそうですが、よくよく考えてみると哺乳類なのです。
牛肉や豚肉と同様、肉として捉えておくことをお忘れなく。
クジラは健康的な食材としても注目されています。
次回はクジラにはどのような栄養成分が含まれているのかを、詳しく見ていきたいと思います。
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